ソバの実の形は、ほぼ三角形で、大きさは小さいながらも角ばっています。
物の角が尖ったことを「稜(そば)」といい、ソバの実は稜形であることから「ソバムギ」と呼ばれた、といわれています。
「ソバムギ」と呼ばれたのは、小麦や大麦と区別するためだったともいわれています。
また、果皮が黒褐色なためえ「クロムギ」との異名もあります。
「ソバムギ」がソバと略してよばれるようになったのは、室町時代からだと考えられています。
「蕎麦」という漢字をあてられたのは一説によると12世紀以降の事といわれています。
江戸時代以前にはそば粉に熱湯を加えてかき混ぜた「ソバガキ」が一般的でしたが、江戸時代以降は今のように細く切られるようになりました。
蕎麦の語源 ~ どうして「そば」というのか?
世界のソバの名前
中国名 | チャオマイ | この他にも、三画麦、うばく、花麦、華麦など |
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朝鮮名 | メミル | この他にも、毛蜜 |
英名 | バックホイート | buckwheat。ブナの実に似た小麦という意味。 |
ドイツ名 | ブーフワイチェン | ブナ小麦 |
フランス名 | ブレ サラザン |
ブレは小麦、サラザンは「サラセン地方の、サラセン人」で、サラセン小麦という意味 |